自転車100人カイギ vol.7

自転車女子

5月28日(金)、自転車100人カイギ第7回を行いました。
今回は「自転車女子」。
女性ならではの視点から、自転車の楽しみ方やウェアや自転車用品についてたっぷりとお話いただきました。

【堀江佳代さん】
自転車に乗るようになったきっかけは「夫からの勧めです。」と話す堀江さん。その背景には、子どもたちが独り立ちしたことで、日々の生活に刺激がなくなり、すっかり元気がなくなってしまったことにあったそうです。「自転車と出会い、仲間と一緒に素敵な景色を見ることで自分を取り戻すことができました。今は動画を撮りながら自転車に乗っています。自転車乗りの足跡を残していきたい。」と語ってくださいました。

【浅川華子さん】
「大好きな俳優さんが自転車好きだから、自転車に乗っていたら会えるかもしれない」
最初はこんな淡い期待から自転車に乗り始めたという浅川さん。
しかしそんな動機からか、最初は自転車の楽しみ方がわからなかったそうです。
そんな中、地元の朝倉市で自転車チームを作ったり、イベントに参加したりしているうちに、イベントやライドの主催側となり、今では朝倉市地域おこし協力隊(サイクルツーリズム)を務める浅川さん。「自転車文化の裾野を広げたい。もっと自転車の楽しみ方を知ってほしい」とお話いただきました。

【武田裕美さん】
もともと学生時代に陸上をしていたものの、大人になってからは育児や仕事に忙しく、特にスポーツをしていなかったという武田さん。「運動をしよう」と思ったきっかけは、階段を上ると息切れしている自分に気づいたことだそうです。その後ランニングからスタートし、知り合いの勧めで自転車に出会い、チームのみんなでライドに行くように。「自転車の楽しみ方がそれぞれ違うのに感動し、受け入れてもらえていることが楽しくてのめりこんで行きました。」と語ってくださいました。

【今井朝美さん】
合同会社snufkiins・離島移住計画代表。自然との再調和をモットーに、モノコトヒトをつなぐ事業を手掛けており、移住促進サポートや、島や自然に関わる各種企画・メディア運営などを行っていらっしゃいます。大分在住で福岡や長崎など行き来しているという今井さん。現在新たに、長崎県新上五島町でre-harmoプロジェクトをスタート。「自転車をツールとして、五島の自然や歴史を楽しめる企画をやっていきたい」と語ってくださいました。

【卜部美加さん】
フリーランスとして、リンパマッサージやメイクアドバイザーをされている卜部さん。自転車を始めたきっかけは、「夫がダイエットのためにクロスバイクを買ったのを見て、私も欲しいと思ったこと」。ご夫婦でライドに出かけたり、自転車イベントに参加したりして、素敵な景色の中を駆け抜けることがとても楽しいと語ってくださいました。また、外国人サイクリストの方が福岡にいらっしゃった際に自転車で福岡を案内し、「カタコトの会話でも自転車という共通の趣味を通してコミュニケーションがとれることに感動しました。」と楽しそうに話してくださいました。

その後、「自転車に乗っていてこれはいらないな、と思ったもの。」という問いかけに対して、フリップを使って皆さんの思いを語っていただきました。

堀江さん:既成概念
浅川さん:サイクルスカート
武田さん:ザック(リュックサック)
今井さん:ヒールとミニスカ
卜部さん:パーカーとスカート

今回も個性豊かな答えをいただきました。
トークを重ねていくうちに、みんなが納得したのは「既成概念」という言葉。
日本のサイクルウェアには、女性だからかわいい格好をしたいはず、かわいい色がいいはず、という思い込みがあるような気がする。そんな思い込みを捨てて、自分らしく、自分のスタイルで自転車を楽しむようになったときに自転車の本当の楽しみ方が見えてくるよね、という答えに行きつきました。

考えさせられる答えに行きついた今回の自転車100人カイギ。
この続きはいつか第二弾としてトークしたいと思います。
登壇者の皆さん、ありがとうございました。